ごぼうやなすなど野菜によって下処理として必要なアク抜き。
実はきゅうりにもアクがあることをご存知でしょうか?
きゅうりを食べる時、生でそのまま豪快に頂くという方も多いかもしれませんが、たまに苦味や渋みを感じることがありますよね?
実はそれが、きゅうりのアクなのです。
それではきゅうりはアク抜きが必要なのか?しないといけないとダメなのか?
疑問に思う方もいるでしょう。
そこで今回はキュウリにアク抜きについて!
アク抜きしたきゅうりを使ったレシピとともに紹介します。
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きゅうりのアク抜きは必要?
生で食べることが多いきゅうりですが、食べた時に特有のえぐみや苦味を感じることがあります。
これはきゅうりのアクが原因であり、正体は「ギ酸」と言われる成分になります。
きゅうりの皮の下には「維管束」と呼ばれる養分などが流れる組織があり、ギ酸はこの維管束の液体の中に多く含まれています。
最近のきゅうりはアクが少なくなっているそうですが、やはりえぐみや渋み、苦みの原因となるため、アク抜きをすることで味や漬物などの出来映えがより良くなるわけです。
下記動画では、きゅうりの栄養とその効果・効能が紹介されています。
水分が多い野菜のため、どんな栄養があるのかいまいちわからないという方、ぜひ参考にしてみてください。
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きゅうりのアク抜き方法
きゅうりのアク抜きは実はとても簡単で、3ステップでできます。
- きゅうりのヘタをカットします。
- カットした切り口とヘタの切り口をくるくるとこすり合わせます。
- 2分程こすると出てくる白い泡のようなものがアクになるので、洗い流したら完成です。
※苦味が強いキュウリの場合は、ヘタ側を下に握り数回振ることで、苦味成分がヘタに集まると言われています。
こすると維管束からギ酸を含む液体が出てきて、きゅうりのアク抜きができるという仕組みです。
少しの手間で出来栄えや味が変わりますので、用途に合わせて活用してみてください。
このアク抜き方法は、お子さんが面白がることが多いようです。
夏休みなど一緒に料理をする際などにやってもらうのも楽しいかもしれません。
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アク抜きしたきゅうりを使うおすすめレシピ
夏野菜のきゅうりは、暑くて食欲がなくなりがちな時にさっぱり食べられる食材ですよね。
そこで今回は、アク抜きしたきゅうりを使ってさっぱり美味しく食べられる、火を使わないレシピをご紹介します。
きゅうりとみょうがの黒酢和え
- アク抜きしたきゅうり(1本)を、斜めに薄切りしてから千切りにし、みょうが(1本)も千切りにします。
- 黒酢(大3)・砂糖・醤油(各大1)を入れたボウルに①を加え、よく混ぜ合わせたら完成です。
きゅうりの漬物
- ジッパー袋に砂糖(30g)・塩(10g)・からし(4g)を入れ、アク抜きしたきゅうり(2本)を入れます。
- よく揉み橋をなじませたら空気を抜き袋を密封し、冷蔵庫で1本丸ごとで1日程度漬けます。
- 食べる前に軽く洗い、食べやすい形に切ったら完成です。
※漬けるきゅうりの本数に合わせて調整してください。
きゅうりの塩昆布和え
- アク抜きしたきゅうり(1本)を3cm程の長さに切ります。
- ビニール袋に塩昆布(お好みの量)・ゴマ油(大1/2)と①を入れ、めんぼうなどで粗く叩いたら完成です。
暑い夏はなるべく調理で火を使いたくない、という方も多いのではないでしょうか?
そんな時はぜひアク抜きしたキュウリを使う上記レシピで、さっぱり美味しく食べて乗り切りましょう。
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