きれいなオレンジ色の柿。
でも、いざ食べようと思ったときに黒い斑点を見つけたことはありまあせんか?
柿が黒くなっていると食べてもいいものか?
少し迷ってしまいますよね。
柿が傷みはじめている?農薬などの影響?
そんな疑問をすっきり解決!
今回は柿が黒く変色してる場合についてまとめてみました。
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柿に黒い斑点や黒い筋が!これはカビ?食べれるの?
柿を切ってみると、黒い斑点がみえることがあります。
これはカビではありません。
柿の渋み成分のもとのタンニンが黒い斑点の原因です。
タンニンはポリフェノールの一種です。
黒い斑点が現れると心配になりますが実はその逆なのです。
タンニンは柿が熟成したときに出てくるものです。
そのため、柿が美味しく食べごろになっている証拠です。
・・・タンニンは渋みなのに甘い?
不思議に思われるかもしれませんが、黒い斑点となって固形化したタンニンに渋みはなくなっています。
そのため、この状態こそ美味しく食べられます。
また斑点ではなく黒い筋が入っていることがありますが、これもタンニンによるものなので食べることができます。
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柿には黒い種類もあるって本当?その特徴?
黒い斑点どころではなく、もともと黒い柿があるのはご存知ですか?
スーパーなどで見かけることは、まずないかもしれません。
私はスーパーではおなじみのオレンジ色の柿しか見たことがありません。
一度黒い柿をあなたも見てみてください。
きっと柿だとは気づかないことでしょう。
黒い柿は「黒実柿(くろみがき)」という種類の柿です。
黒実柿は普通のオレンジ色の柿より小ぶりで重さも100g前後です。
柿というより、トマトのような形をしているのが特徴です。
ただ、この柿もカットしてみると普通の柿と同じようにオレンジ色をしています。
黒とオレンジのコントラストに驚かれると思います。
黒実柿は熟成するととっても甘くなります。
収穫時期は10月下旬~11月下旬までとなります。
オレンジ色の柿は品種にもよりますが早くて9月中旬から収穫できるので黒実柿は少し遅めの収穫になります。
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柿が黒く変色する原因や変色防止方法は?
タンニンが固形化して黒い斑点になるのは仕方のないことです。
美味しい証拠なのでこれは受け入れましょう。
しかし、柿の皮の部分に黒い斑点がある場合があります。
これは炭そ病にかかっています。
カビの1種なので、皮が黒くなってきているものは食べずに捨ててくださいね。
皮が黒くなる=腐ってきている状態です。
この黒く変色するのを防ぐためには柿の鮮度を保つ必要があります。
柿は冷蔵保存が一番適しています。
柿のヘタに湿ったキッチンペーパーを乗せて逆さまにしてビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておくと2週間ほど賞味期限をもたせられます。
また、柿はカットしても変色しにくい果物です。
リンゴなどはカットしたらすぐに茶色く変色してしまいますが柿はそれほど心配ありません。
ただ、少しでもきれいな状態にしておきたいのであれば薄い食塩水に通すと色落ちを防ぐことが出来ます。
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まとめ
柿をカットしたときに見られる黒い斑点や黒い筋はタンニンによるものです。
体に害はないので食べても問題ありません。
ただ、傷んで腐ってくると黒くなる場合もあります。
そのときは異臭がしたり酸っぱい味がします。
そのようなときは食べないようにしてくださいね。
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