食べ物・飲み物

麦茶による効能と飲み過ぎによる悪影響!水とどっちがいい?

麦茶にはミネラルがたくさん入っている印象を持っている方が多いと思います。

「麦茶は健康に良い、しかもノンカフェイン!だからたくさん飲んでも大丈夫!」と思っていませんか?

 

麦茶を飲むことによる効能も期待できますが、よく考えずに麦茶を飲みすぎると体に悪影響を及ぼすこともあります。

夏場はついつい飲みたくなる冷たい麦茶。

麦茶の飲み過ぎによる悪影響について知っておきましょう!

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麦茶は本当に体にいい?効能やダイエット効果について

麦茶の効能として血液がサラサラになる、発がん性物質の抑制効果、むくみの解消・予防などが挙げられます。

また、麦茶にはカフェインが含まれていないので寝る前に飲んでも大丈夫というメリットもあります。

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

血液サラサラ効果によって、血管性の病気を予防できる

血液がドロドロになると血管の中に「血栓」という血の塊のようなものができやすくなります。

皆さんがよく聞く病気に「心筋梗塞、脳梗塞」があると思います。

これらの病気は血栓が主な原因ですがなんと、麦茶を飲むとこの「血栓」ができにくくなります。

 

この効能の正体はアルキルピラジンという成分

高血圧が気になる方や普段の食生活が乱れがちな方は血液がドロドロになっている可能性が高いです。

適度に麦茶を飲んで、血液サラサラを目指しましょう。

大麦には知られざる効果が!発がん性物質の抑制

ご存知の通り、麦茶の原料は大麦です。

大麦には、p-クマル酸という成分が豊富に含まれており、この成分は抗酸化作用を持ちます。

皆さんは「活性酸素」という言葉を聞いたことがありますか?

活性酸素とは酸素が体内で変化したもので、免疫反応(ウィルス等から体を守る反応)や細胞同士の連絡手段に使われるものです。

しかし、この活性酸素が増えすぎるとがんや生活習慣病など様々な疾患を引き起こす可能性があります。

 

麦茶を飲むとこの活性酸素を抑制してくれます

つまり、抗酸化作用が働き、活性酸素の過度な増加を止め病気になる可能性を減らしてくれます。

むくみの解消や予防によって、ダイエット効果が期待できる

むくんでいる状態とは、体の中に余分な水分が溜まり、排出できていない状態のことを指します。

体の中に老廃物がたまっていくイメージです。

聞くだけで体によくなさそうですよね。

 

加えて、体内に水分が多くなるとその余分な水分のせいで、体重も増えてしまいます。

むくみは血管や血液に問題があるケースが多いです

これは食生活でも引き起こされます。

 

塩分が高い食事を摂ると体の中の塩分濃度が高くなり、それを中和するために血管に水分が集まってきます。

そうするとむくみが起こります。

 

麦茶の中には「カリウム」というミネラル成分が含まれており、カリウムの作用が働くことで、体内の余分な塩分をおしっことして外に排出してくれます

つまり、尿を出すことでむくみが発生しにくくなり、余分な水分を排出することによる、ダイエット効果が期待できます。

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麦茶を飲みすぎると悪影響が!貧血や吐き気を引き起こす可能性も?

たくさんの効能がある一方で気を付けないといけないのが、麦茶を飲みすぎることによって起こる体への悪影響です。

夏場はついついキンキンに冷えた飲み物を一気に飲みたくなりますが、これが気をつけないといけないポイントです。

運動後の麦茶は要注意!熱中症を引き起こす可能性も

効能でもお伝えしましたが、麦茶には利尿作用があります。

麦茶のミネラル分である「カリウム」が塩分を体外に排出すると説明しましたが、もちろん、体にとって塩分はとても大切な要素です。

 

体内の塩分濃度が低くなりすぎると熱中症にかかりやすくなります

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特に運動後は汗をかき、体の中の塩分濃度が薄くなっている状態になります。

そのタイミングで麦茶を飲むとさらに塩分が体外に排出されるため、体にはかえって悪影響を及ぼすこともあります。

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冷えた麦茶にはNG?体が冷えると貧血や体調不良をきたすことも

冷えた麦茶を一気に飲むことでお腹の冷えを引き起こし、腹痛や下痢の原因になることがあります。

また、体が冷えすぎると体の体温を上げるため代謝を促進する作用が働きます。

これが長く続くと体のだるさや疲れやすさにつながります。

 

ただでさえ夏場は体力が暑さによって奪われてしまうため、体の冷えには要注意です。

そして、冷えは血流低下を招き普段から貧血で悩んでいる方にとって、症状が悪化したり、症状を誘発しやすくなったりしてしまう可能性があります。

消化作用に悪影響?胃酸が薄まることで起こる消化不良

夏に吐き気を感じたことがありますか?

もしかすると麦茶がその原因かもしれません。

麦茶には胃の粘膜を保護してくれるという効能があります。

 

その一方、食事中に麦茶を飲みすぎると胃酸が薄まり、消化作用を低下させてしまう可能性が考えられます。

また、冷えた麦茶を飲むことで胃や腸の働きが鈍くなり、結果として消化不良が起こることも吐き気を引き起こす一因として考えられます

喉が渇いているからといって一気に飲むことはせず、ゆっくり飲みながら食事を楽しみましょう。

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夏に飲むのは麦茶?それとも水?適度な飲み方とおすすめの飲み物

麦茶にはミネラル分が含まれるため、麦茶を飲むことをおすすめします

特に最近では一般的な麦茶より、ミネラル分を多く含んだ麦茶を販売している会社もあります。

ただ、一日に必要なミネラル分は当然麦茶だけでは賄えないので、栄養バランスの取れた食事を摂ることが大切です。

 

最後に、麦茶の飲み方ですが、冷えた麦茶を一気飲みすることは避けてください。

これは体に悪影響を与えます。

一日に飲む量を制限するというより、一回当たりの摂取量を調整することがポイントです

コップ一杯を2~3回に分けて飲むように意識してください。

 

また、夏場は適度な水分補給が必要です。

ただし、運動後の麦茶の摂取はおすすめしません。

以上、麦茶の効能と悪影響についてまとめました。

くれぐれも冷えた麦茶の「一気飲み」にはご注意ください。

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