月見草(つきみそう)は名前の通り月を見る草(花)です。
夜に咲く花なので普段はあまり見かけることはありませんね。
それもそのはず!
昭和の初期には野草としてそのあたりに咲いていた月見草は姿を消してしまいました。
今では、ホームセンターで種を買ってきて自分で栽培する方法か植物園でもしかしたらあるかもしれない?といったところです。
なので、もしかしたら月見草見たことがある方はそれは月見草ではなく、「昼咲月見草」かもしれません。
今回はそんな月見草の花言葉や開花時期についてお伝えします。
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月見草の開花時期や特徴
月見草の開花時期は5~9月頃。
種をまくのはその前の2~4月頃となります。
初夏から夏の終わりまで咲く花です。
月見草の特徴は「夜に花を咲かせる」ことです。
朝顔は朝咲くのはよくご存じだと思いますが、夜に人知れず咲いている花もあります。
それが月見草です。
しかも、色が時間が経つにつれて変化していきます。
咲き始めは白色で、朝方になるとピンク色になります。
そしてしぼんでしまいます。
夜通し観察するのは大変ですが、一度見てみたいものですね。
江戸時代に黒船の来航とともに日本に伝わった月見草ですが日本の環境に合わず野草は姿を消しました。
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月見草の花言葉!その意味や花の色でも違うの?
月見草の花言葉の1つ目は「無言の愛情」
夜にひっそり誰にも見られることなく咲く月見草の姿からできた花言葉です。
よく似た意味で打ち明けられない恋・密かな恋なんて意味もありますが、どれも少し少し意味深な花言葉になります。
2つ目に「移り気」という意味もあります。
「移り気」という花言葉の由来は夕方に白く咲き始めて、朝方にはピンク色に変化する様子からです。
プレゼントにする花にはあまり向いていませんね。
また、「美人」「湯上り美人」などという花言葉もあります。
「湯上り」というのも白からピンクに花が染まっているところから由来はきています。
他にも、お昼に咲くピンク色の昼咲月見草には「自由な心」「かたく結ばれた愛」などという意味があります。
同じ花ではありますが、咲く時間帯や色によって花言葉がついているは面白いですね。
月見草とよく似た待宵草(マツヨイグサ)は月見草と同じく夜咲いて朝方にはしぼみます。
色は、黄色から赤色に変化します。
花言葉は月見草と同じく「移り気」や「静かな恋」という意味があります。
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月見草の花言葉は韓国など外国では意味が違う?
月見草は韓国など外国でも同じ花言葉の意味を持っています。
ただ、韓国では月見草のことを黄色のマツヨイグサで指していることが多いです。
月見草もマツヨイグサも同じマツヨイグサ属の植物です。
違いは色が違うところです。
英語では月見草のことを「Evening Primrose(夕暮れの桜草)」と言います。
日本と同じように、色が変化していくところから「心変わり」「不確実性」という意味があります。
ちなみにドイツでは「夜のキャンドル」という意味の名前がつけられています。
なんだかオシャレですね。
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まとめ
夜に咲く月見草を見られる機会は日常にはなかなかありません。
でも、白色からピンク色に変化していく花をじっくり観察してみたいですよね。
興味のある方はお家で育ててみてもいいかもしれません。
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