食べ物・飲み物

オクラが黒くなる3つの原因!回避するための選び方と保存方法

購入したオクラを使おうと思ったら、それほど日数が経っていないはずなのに黒ずみや黒い斑点ができていた!という経験をお持ちの方多いのではないでしょうか?

腐ってしまったのか??

食べても問題ないのか色が色だけに心配になり、用心して廃棄しているという方もいるかもしれません。

 

そこで今回はオクラの黒い部分について!

黒くなる原因や食べられるかどうかの見分け方、黒くさせないコツなどを紹介します。

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オクラが黒くなる3つの原因

オクラが黒くなる原因は、主に3つあります。

1つめは冷蔵保存で起こる「低温障害」による黒い斑点です。

オクラは元々アフリカなど暑い国が原産なため、保存時の適温は10~15度だと言われています。

多くの人が野菜の保存に使用する冷蔵庫の野菜室はオクラにとっては寒すぎてしまい、低温障害を起こしてしまうのです。

 

2つめはトマトやキャベツなど多くの野菜やフルーツにも起こる「黒斑病」で、カビが原因の病気による黒ずみです。

オクラが黒斑病になってしまうのは、収穫時に雨が降っているなどで実が濡れてしまっていたり、収穫後に高温多湿の環境下に置かれるなどが原因で発症します。

輸送中の温度や湿度によって発症することも多く、オクラの黒斑病は収穫時に見つけることは困難だと言われています。

 

そしてオクラが黒くなる3つめの原因は、オクラに豊富に含まれている「鉄分の酸化」によるものです。

生育中に雨や風、他にも収穫時にキズがついたりすると、その部分が空気と触れ、オクラに含まれている鉄分が酸化し黒ずんでしまうのです。

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黒い部分があっても大丈夫?食べられるオクラの見分け方

オクラが黒くなる原因が分かったところで気になるのは食べても問題がないのかどうかですよね?

基本的に味や食感は落ちてしまいますが、オクラに黒い部分が斑点でも黒ずみでも食べることに支障はありません

どうしても気になるという場合は、その部分を取り除いて食べると良いでしょう。

 

あるいはオクラの黒い部分が気になるけど食べたい場合、下記のようなレシピでオクラの全貌を隠してみるのはいかがでしょうか?

火を使わずにレンチンで作れるチーズ肉巻きオクラと、オクラとチーズの大根塩昆布ナムルのレシピが紹介されています。

 

しかしオクラは傷み始めに黒ずみが出て、次の段階に傷み具合が進むと黒い斑点が出てきます。

そのため全てのケースで食べられるわけではないので注意も必要です。

オクラの中の種が白ければ食べることができますが、もう一段階傷みが進んで表面に粘り気が出てきていたら食べることはできません

 

さらに傷みが進むと異臭がするようになり、中の種も黒くなっていき、最終的には干からびて小さくなってしまいます。

この状態になってしまうと食べられませんので、しばらく置いてしまったオクラがある場合は、よく状態を確認してから使うようにしましょう。

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オクラを黒くさせないための選び方と保存方法

家庭菜園など自分で収穫したオクラよりも、スーパーなどで購入したものがより黒くなりやすいです。

しかしせっかく買ったオクラですから、できるだけ黒くさせずに美味しく食べたいですよね?

それにはオクラ購入時の選び方がコツとなります。

 

ポイントは

  • 鮮やかな濃い緑であること。
  • 産毛がしっかり生えていること。
  • ヘタが乾燥していたり変色していないこと。
  • 張りがあり重みがあること。

また黒くさせないために保存時にもコツがあります。

寒い時に1~2日以内に消費する場合は、新聞紙に包み常温で保存ができます

使い切れない場合や暑い時期は野菜室での保存となりますが、低温障害を起こさないよう新聞紙やキッチンペーパーで包み、保存バッグに入れ3~4日以内に消費しましょう。

 

購入時に新鮮なオクラを選び、適切な方法で保存することでオクラを黒くさせずに長持ちさせることができます。

美味しい状態で消費するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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