水には硬水と軟水の2種類があることはご存知ですか?
私は恥ずかしながら高校生のときに知りました。
始めて硬水を飲んだ時は本当に驚いたことを覚えています。
水なのに確かに字の通り硬い!?
飲みにくい…なんだこの水は!と衝撃でした。
日本では軟水を飲むことが当たり前ですが、海外では硬水を飲んでいる国が多いです。
今回は軟水と硬水の違いを知りましょう。
スポンサーリンク
硬水と軟水の違いは?味や料理、地域でも違うの?
水にはカルシウムとマグネシウムが含まれています。
そのカルシウムとマグネシウムがどれだけ水に溶けているか(硬度)によって硬水か軟水かが決まります。
1リットルの水に対して硬度をみると、
- 硬水:硬度0~100mg
- 軟水:硬度301mg以上
このように区別されています。
硬度101~300mgのものは「中硬水」と分類されますがあまり聞いたことはありませんね。
ちなみに硬水で有名どころのエビアンは硬度304でコントレックスは1468です。
私がはじめて飲んだ硬水はコントレックスでした。
びっくりした…
味は水なのでどちらも無味ですが、あえていうなら硬水は少し苦味を感じます。
そして料理に関してですが日本食には普段飲んでいる軟水が合い、お米をふっくら炊くことができます。
ピラフやパエリアなどパラパラのお米がいい場合は中硬水が適しています。
つまりその国で取れる水に合わせた料理が主流。
また、飲み物でいうと緑茶は軟水、紅茶やコーヒーは硬水が適しています。
硬水を飲むか軟水を飲むかは、そもそもその土地でどちらが取れやすいか?ということが関係しています。
地形に着目すると、日本は高低差が激しく雨水などが地中にしみこむ、川や海に流れるスピードが速いです。
一方、ヨーロッパなど硬水が飲まれている地域は日本よりも平坦で広大な土地が多いです。
そのため、水が地中でとどまっている時間が長くなり地中のミネラル(カルシウムやマグネシウム)を多く含む水となります。
ちなみに日本国内でも地域によって水の硬度は違い、沖縄は比較的硬度が高くなっています。
サンゴ礁の影響で石灰岩地層となりカルシウム成分が多くなっているためです。
スポンサーリンク
硬水と軟水の見分け方は?ダイエットや美容におすすめなのはどっち?
硬水と軟水の見分け方は水の成分表を見て下さい。
- 南アルプスの天然水であれば「硬度…約30mg/L(軟水)」
- コントレックスであれば「硬度約1468mg/L(硬水)」
と表示があります。
初めて硬水を飲む時はは飲みにくく感じると思いますが、肉類を食べることが多い方にはオススメです。
硬水を飲むと不足しがちなミネラルを硬水から摂ることができます。
また、ダイエットや美容に硬水がいいとされています。
ミネラルは身体機能の維持、調整をする役割があるので太りにくい体質作りの手助けをしてくれます。
そして便を柔らかくしてくれるので便秘解消も期待できます。
ただし、飲みすぎると胃に負担がかかり、逆に下痢などになってしまうので気を付けましょう。
スポンサーリンク
硬水から軟水、または軟水から硬水に変えることはできる?その方法は?
硬水から軟水にするためには「軟水器」を利用します。
海外で暮らす日本人がよく使っているものです。
これであれば飲み水も作れます。
また、お風呂や洗濯などで使う飲料目的でない水であれば重曹を使って軟水にすることができます。
硬水のお風呂に一掴みくらいの重曹を入れることで水がなめらかになります。
軟水から硬水に簡単に変えるためには「にがり」を使います。
軟水に混ぜるだけで硬水に変わります。
例えば硬度50(大阪で48)の水道水を硬度300にするためには1リットルの水に対してにがりが1mlを混ぜます。
スポンサーリンク
まとめ
硬水と軟水の違いは水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量によって決まります。
水の成分表を見てどちらか判断しましょう。
海外旅行に行った際に飲みなれない硬水をたくさん飲んでしまうと胃に負担がかかるので気を付けてくださいね。
スポンサーリンク