食物繊維が多く、便秘気味の人にとってはとても嬉しい食材のごぼう。
腸内環境を整える効果があるだけでなく、血糖値やコレステロール値の低下など生活習慣病の予防にも効果があるとされています。
そんな健康によいごぼう。
皆さんはごぼうを調理する時にどのように下処理していますか?
最近では下処理をしなくてもよいという話も聞くようになりました。
今回はごぼうのアク抜きや下処理、その時間などについてお伝えします。
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ごぼうのアク抜きは必要?しないとどうなるの?
まず、ごぼうにはアクが多く含まれているイメージがあります。
そもそもごぼうを調理する際にアクが残っているとどのような影響があるのでしょうか?
まず、アクが残っているとごぼう特有の臭みが増します。
また、調理した際に変色しやすくなってしまいます。
つまり、アク抜きをしっかり行った方が美味しく食べることができ、出来上がりも良く見えます。
ただ、アク抜きをすることで栄養素が失われてしまうというデメリットもあります。
アク抜きをすると水が濁ってくると思いますが、これはごぼうの汚れが落ちているのではなく、ポリフェノール成分が水に流れ出た色なんです。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化の予防、老化予防など様々な効果が期待できます。
しかし、これらの成分がアク抜きによって失われていると思うと少し残念ですね。
加えて、ごぼうの皮にも栄養成分が豊富に含まれるため、アク抜きの際に皮をそぐと、より栄養価が低くなってしまいます。
味と見た目を取るか、栄養成分を取るか、悩ましい所ですね。
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ごぼうのアク抜き方法は?どれくらい時間かかる?時短方法は?
ごぼうのアク抜きの方法について見ていきましょう。
まずは、流水でごぼうについた汚れや泥を落としていきます。
強くこすりすぎるとごぼうの表面が傷つき、歯ごたえが悪くなってしまうので注意しましょう。
汚れや泥を落とした後は、調理方法に合わせてごぼうを切り分け水にさらします。
時間は30秒ほど。
あまり水に浸しすぎるとポリフェノール成分が過剰に流れ出てしまうため、あまりさらし過ぎないように注意してください。
また、水の代わりに酢水を使うとより見た目が良くなるのでおすすめです。
水や酢水でさらしたごぼうを熱湯に数秒入れて下処理は完了です。
もっと短時間に下処理を済ませたい方は電子レンジを使ってアク抜きいすることもできます。
ごぼうを耐熱容器に入れ酢水を注ぎます。
そして、レンジで2分ほど温めるとアク抜きは完了です。
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アク抜き以外にごぼうの下処理で注意することは?下処理した後の保存方法は?
アク抜き以外で下処理の際に気を付けることは切り方です。
ごぼうは硬さがあるため力を入れて切りがちですが、その方法では食感が悪くなってしまいます。
筒切りの場合は前に滑らせるように切り、短冊切りの場合は手前に滑らせるように切るのがポイントです。
そしてささがきは縦に数本、浅く切り目を入れておくときれいに切ることができます。
また下処理後のごぼうを保存する場合は、数日のうちに食べるのであれば冷蔵保存。
長く保存する場合は冷凍保存がおすすめです。
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まとめ
いかがでしたか?
ごぼうのアク抜きや下処理をすることで味や見た目が変わります。
ただ、アクを抜きすぎると栄養成分も流れ出てしまうため気を付けてください。
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