夏本番になってくるとお中元の季節。
地域によって差はありますが、7月初めから8月中旬に贈られるものです。
半年間、お世話になりました。
暑い中、お身体の調子いかがですか?
という意味を込めてお中元は贈ります。
でも喪中の時は??
マナーを知っておかなければ相手に失礼なもの。
そこで喪中の時のお中元について気になることをまとめてみました。
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相手が喪中の時、お中元って出していいの?のしの書き方やマナーは?
お中元と喪中は関係ないので出しても大丈夫です!
喪中にNGとされているのは「お祝い事」なので、年初を祝う年賀状は出さないのが主流です。
(厳密に言うと、年賀状は喪中の人に送るのはOKで喪中側が送るのはNGです)
ですが、お中元は「お世話になりました」という感謝と「お身体どうですか」という気遣いの言葉を相手に伝えるもの!
ですからお祝い事とは無関係なのです。
とは言っても、喪中であれば守るべきマナーはあります。
まず、相手が四十九日中には出さないこと。
この期間、喪中のお家は忙しくしています。
四十九日を過ぎたのが8月中旬以降でしたら残暑見舞いとして贈りましょう。
のしは紅白の蝶結びの水引が印刷されたものを通常使います。
ただし喪中の場合は無地の水引がないものを選びます。
のしの書き方としては上部に黒字で「御中元」と書けばOKです。
名前はその下に書いても書かなくてもどちらでも大丈夫です。
お店でお中元を準備する場合は「喪中用ののしをお願いします」と一言伝えれば対応してくれますよ。
中にお手紙を同封する場合は相手を思いやる言葉を入れましょう。
また、贈るものは紅白のものなどお祝い事を連想するものは避けましょう。
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自分が喪中なのでお中元をお断りした方がいい?お断りを入れる時期や断り方は?
お中元は継続して贈るのがマナーです。
そのため、一時的にお中元を断ったり贈らないのは失礼にあたります。
お断りをすると、次回からはお中元のやり取りは無しになります。
そもそもお中元は感謝の気持ちを伝えるものでお祝い事とは無関係です。
そのため喪中であろうとお中元のやり取りはマナーを守って続けるべきです。
それでもお断りを考えている場合は、事前であれば死亡通知状を出し、故人が亡くなったことを伝え、故人宛にお中元が届かないようにしましょう。
死亡通知状を送るタイミングは亡くなってから7日以内です。
故人宛に贈られていたお中元のやり取りはこの機になくなるでしょう。
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喪中の時にお中元を貰った!お礼をする時期やマナーは?
故人宛のお中元でも故人とあなたの関係が夫婦であったり近い関係であると贈られて貰う可能性はあります。
そのときはお礼のお手紙を送りましょう。
●お手紙例
暑中お見舞い申し上げます。
暑い日が続いておりますがお変わりなくお過ごしでしょうか。
このたびは、夫○○のためにお中元の品をいただきましてありがとうございます。
(死亡通知状を送っていなかった場合は次の文追記:夫○○は、~に永眠いたしました。本来ならば早速申し上げるべきでしたがご連絡遅れましたことをお許しください。)
いただきました○○は、仏前に供えさせていただきました。
生前に賜りましたご厚情に感謝いたします。
どうか今後はこのようなお心遣いはなさいませんようにお願い申し上げます。
○○様の健康とご多幸をお祈りいたします。
「どうか今後はこのようなお心遣いはなさいませんようにお願い申し上げます。」
この一言で次回からのお中元をお断わりする意味合いになります。
今後のやり取りを辞退したい場合は入れるようにしてください。
お手紙やお返しを送る際は、四十九日が終わってからです。
時期がずれてしまったら「残暑見舞い」として送りましょう。
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まとめ
お中元は感謝の気持ちと季節の挨拶を込めて贈るものです。
喪中であっても贈っても貰ってもよいものです。
四十九日はやり取りをしないようにし相手が喪中の時は相手を思いやった言葉をお手紙に添えるようにしましょう。
自分が喪中で、今後お中元のやりとりを辞退したい場合は、その旨をお礼状の中に入れて伝えるようにしましょう。
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