時候の挨拶

向暑の候を使える時期と意味が一致してない様な…その理由と例文を調べた

向暑の候、皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。」

さて、いつ使われれる挨拶かわかりますか?

 

読み方は「こうしょのこう」です。

ビジネスパーソンとして時候の挨拶を使いこなせてこと大人!

今回は向暑の候の使い方や使う時期などお伝えします。

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そもそも向暑の候とはどんな意味?使う時期はいつからいつまで?

向暑の候(こうしょのこう)。

意味は、字のごとく「暑い季節が向かってくる」となります。

夏の始まり、どんどん暑さが増してくる様子を表します。

 

使う時期は5月初め~6月初め

具体的には立夏から芒種(ぼうしゅ)の前日までとなります。

2019年は5月6日の立夏からはじまり6月6日の芒種の前日まで。

 

立夏や芒種は二十四節気と言い、1太陽年を24等分し、その季節を表す名称です。

立夏と芒種の間にはもう一つ小満(しょうまん)もあります。

 

ちなみに二十四節気は毎年1日前後します。

大幅にずれることはありませんが気になる方は毎年確認してくださいね。

 

さて、5月初旬から向暑の候は使えますが少し早い気がしませんか?

私たちの感覚ですと梅雨が明けて7月初旬から夏到来という感じですよね。

 

ずれている由来としては二十四節気は中国で太陽暦をもとに作られたからです。

そのため日本の季節とはずれているのですね。

実際の体感温度で時候の挨拶を選ばないように気を付けてくださいね。

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向暑の候の使い方!結びやビジネスで使うポイントは?

時候の挨拶は書き出しでも結びでもどちらで使うこともできます。

両方に使うのは控えましょう。

 

ビジネスシーンではお手紙やメールで時候の挨拶を使いますね?

基本ですが、「拝啓」と「敬具」で文章をはさむようにしてください

 

向暑の候を書き出しで使う場合の例文

拝啓

向暑の候、日中は汗ばむ陽気になってまいりました。

さて、~(本文)~

天候が不安定な時期でございます。
ご自愛のほどお祈りいたします。

敬具

向暑の候を結びで使う場合の例文

拝啓

風薫る五月がやっていまいりました。
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、~(本文)~

向暑の候 皆様のご壮健をお祈りいたします。

敬具

 

お客様や目上の方には「拝啓」「敬具」の代わりに「謹啓(きんけい)」「謹言(きんげん)」を使ってもよいでしょう。

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向暑の候と同じ様な意味や同じ時期に使える類似した時候の挨拶は?

向暑の候と同じ時期に使える類似したもの

「万緑(ばんりょく)の候」「薄暑(はくしょ)の候」がぴったりではないでしょうか。

どれも少し暖かさを感じる初夏に使えるものです。

 

「候」を使わないのであれば

「清々しい初夏を迎え~」
「初夏の風に肌も汗ばむ頃~」

こういった表現でもいいですね。

 

たくさんレパートリーを持ち適した時期に使えるようにしましょう。

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まとめ

5月のはじめから使える「向暑の候」についてお話ししてきました。

立夏から芒種の1か月間に使える挨拶です。

 

体感温度と時候の挨拶はずれているので適したものを選ぶようにしてください

何を使っていいか分からないときは年中使える「時下の候」で乗り切りましょう。

時候の挨拶が使いこなせる素敵なビジネスパーソンになりたいですね。

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