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5月人形は処分の時期に決まりはある?供養するべき?3つの処分方法!

子どもの健やかな成長を願う飾りである5月人形

みなさんは子どもが何歳まで飾っていますか?

厳密に言うと子どもの年齢に関係なく飾って良いのですが、最近は子どもが5月人形に興味を示さなくなる頃を目途に、飾り終える家庭が多いようです。

しかし飾り終えた5月人形を処分しようと思った時、本当に処分する時期が適切なのか?
供養などは必要なのか?と悩む方もいるかもしれません。

そこで今回は5月人形の処分方法について紹介します。

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そもそも5月人形にはどんな意味があるの?

端午の節句に鯉のぼりと共に飾られるのが5月人形。

5月人形を飾る風習は江戸時代初期に広まり、もともとは奈良時代に行われていた厄除けの宮中行事が基になっいると言われています。

それが時代とともに意味合いを変えながら引き継がれ、現在では男児の健やかな成長と出世を願う意味合いを持った行事となっています。

 

端午の節句には「外飾り」と呼ぶ鯉のぼりと、「内飾り」と呼ぶ5月人形があり、それぞれに違う意味合いを持っているためセットで飾るのが良いとされています。

それぞれの意味としては、鯉のぼりは神様に男児の誕生を知らせ無病息災を願うもの

5月人形は男児を災厄や病気から守るために飾ると考えられています。

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5月人形を処分する際に供養は必要??

昔から日本では人形やぬいぐるみに魂が宿ると言われており、5月人形を処分する際、どのように手放せばよいか?迷っている方も多いかもしれません。

そこで気になるのが人形供養ですが、5月人形にも必要なのか悩んでいる方?または供養してあげたいと考えている方もいるのではないでしょうか?

 

人形供養の意味合いとしては、魂が宿ると言われる人形を労うために行われる供養で、読経後お焚き上げされることが一般的です。

5月人形に対しての供養の意味を考えると、子どもが元気に成長していくために、子どもの代わりに厄災を引き受けてくれたことに感謝をするということがあります。

 

そう考えると、5月人形を処分する際は供養をしてから手放すという方法が適切だと言えそうです。

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5月人形を処分する3つの方法

5月人形は子どもの誕生にあわせて購入します。

その後、子どもを一生守ってくれると考えられているため、処分すべき時期などに決まりはありません。

恐らく処分を検討するというのは、保管スペースの問題や引っ越し等で運ぶのが難しいなど、何かしら問題が起きた時ではないでしょうか?

 

前項では、身代わりとして子どもを守ってくれていたという点から、5月人形を処分する際は供養することがおすすめだと紹介しました。

では、処分方法としてどのような形があるのでしょうか?

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1.お寺や神社で人形供養してもらう

5月人形を処分する際の最も一般的な方法なのが、人形供養を行っているお寺や神社に5月人形を持ち込み供養をお願いするという形です。

費用はお願いするお寺や神社によって変わりますが、予め決まっている場合は3000円前後であることが多いようです。

 

志納の場合もそれくらい包むことが多いようですが、不安がある方は直接問い合わせてみると良いでしょう。

下記動画は、香川県の田村神社の人形供養祭の様子です。
明治時代から続く伝統行事で四国最大規模なのだそうです。

このような形で供養してもらえると、きちんと感謝の気持ちを伝えられそうですね。

2.一般社団法人日本人形協会に人形供養してもらう

お節句や伝統文化の振興のために設立された一般社団法人日本人形協会

通年で5月人形などを引き取っており、東京大神宮で毎年10月に行われる人形感謝祭で供養してくれます。

 

「人形感謝(供養)サービス」で申し込むと、お人形差出キットが送られてきますので、梱包し郵便局員に引き渡すという形になります。

費用は1箱5000円ですが、大きさなどに規定がありますので、気になる方はホームページか事務局まで問い合わせてみてください。

また令和2年4月1日から郵便料金の改定により金額の変更もあるようですので、合わせてご確認ください。

3.自分で供養し自治体や業者に処分してもらう

理想は①や②の形での供養ですが、なかなか時間の問題などで頼むが難しいケースもあるかもしれません。

しかし、子どもの身代わりとしての願いがこもっているものなので、やはり感謝の意味でも供養はしたいですよね。

そのような場合はご自分で供養し、その後自治体や業者などに処分してもらうという形もあります。

 

自分で供養する方法は、

  1. 汚れなどキレイに拭き取った5月人形を、白い和紙の上にのせます。
  2. 感謝の気持ちを持って、合掌し一礼。
  3. お清めの塩を上からかけたら、和紙で包んで供養は完了です。

供養を終えたら、大きさや形態など各自治体に合わせた方法で処分するか、不要品回収業者に引き取ってもらうという形で処分します。

 

手放す必要はあるけれども思い入れがあり、なかなか処分という形がとれないという方は、一部を思い出として残すという方法や寄付という形などもあります。

5月人形の意味合いから子ども1人に対して1体用意するものであり、引き継いだりするのは良くないという考えもあるので、買取や譲渡などは人によるかもしれません。

 

しかし一度手放してしまったら手元に戻すことは不可能なため、処分を検討する際は後悔のないように、周りの方と相談しながら決めると良いでしょう。

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